「寝違え」とは病名ではなく一般的な通り名で首の筋肉や筋、筋肉の組織や筋膜の炎症のことを指します。
朝に目覚めた際、いきなり首に激痛が走り楽な顔の向きがあるだけでなく、ひどいケースだと片頭痛のような痛みや、肩、背中に引きつりのような痛みが広範囲にでる方もいます。
この痛みは、寝ているときの体勢に原因があると考えられます。
普段、寝ているときは一番楽な姿勢で(本人の寝やすい姿勢)寝ています。
ちょっと塩梅が悪いと、寝返りや手や足を曲げる、場合によっては伸ばすなど様々な動きで微調整を繰り返しながら睡眠をとっています。
ですが、新しい枕にしたり、宿泊などでいつもとは違う環境で寝ていたり、子供と一緒の狭い場所で寝ていたりと、寝る環境が変わって睡眠中に首に無理がかかるとふとした瞬間に筋膜や筋組織、筋の損傷につながります。
それが寝違いなのです。
寝違え(ぎっくり首)は、放っておいても大丈夫?
この寝違え(ぎっくり首)の痛みは、そのままにしておいてもひどくなることはなく徐々にやわらいでいきます。
軽い人だと1日〜2日で痛みが治まって行きます。ひどい人だと1週間位かかりますが、それでも痛みが徐々に治っていきます。
ただそれでも痛みがひどい場合や、治ってもまたすぐに寝違えるといったケースの方はそのままにしておかず医療機関や当院のような整体・接骨院の先生に診てもらうことをおすすめします。
寝たときの姿勢が悪く寝違えたケースが多いですが、まれに体調不良で他の病気に原因が考えられる場合があります。
内臓に疾病があり、その症状でお腹が痛い、体の調子が悪いことで寝る姿勢がいつもと違ったり、全く寝返りがうてなくて寝違えてしまった患者さんもいます。
何日も睡眠が上手くとれなかった時は、痛みを我慢せずに医療機関を受診しましょう。
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