アニマルセラピーには次のような効果が認められています。
癒し効果
動物とふれあうと、愛情ホルモンともいわれる「オキシトシン」が分泌します。その結果、気持ちが安らいだり、癒しを感じることができます。
血圧の低下
犬とのふれあいを通して血圧が下がったという報告があります。はっきりとした理由はわかっていませんが、動物と一緒にいることでリラックスし、副交感神経が活発になることが関係していると考えられています。
身体機能の回復
ホース・セラピーには、身体機能の回復効果が認められています。たとえば、脳性麻痺などで神経に障害が残ってしまった場合、乗馬など馬を用いた治療を行うことで、筋肉の過度な緊張をほぐしたり、平衡感覚を回復させる効果があることがわかっています。
カタルシス効果
カタルシスとは、心に秘めた感情を表現し、洗い流す(浄化)ことをいいます。ものを語らない動物は、人が話すことを否定することもありません。ですから、私たちも安心して負の感情も出すことができます。 このようなアニマルセラピーの効果、なかでも「癒し」など人の内面にかかわる効果は、実験などで簡単に数値化できるわけではなく、今も研究が続けられています。けれども、お話ししたように、すでに医療の現場では多くの動物たちが活躍していますし、最近では、認知症や自閉症の治療にも用いられています。
当院は二匹の犬がいます。
よかったら触りにいらしてください。
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