実はこの背中の痛みは、よく「ギックリ背中」といわれることが多いですが調べてみると病名ではなくただの呼び名です。
ぎっくり腰や寝違え(筋違い)、足首の捻挫と同じような種類で部位が違うだけの痛みや症状なので、この呼び名の方がイメージとしてわかりやすいからかもしれません。
実は背中の筋肉が炎症を起こしているために、肉離れのような痛みが発症します。
炎症を起こしている部分は、背中の肩甲骨から下の一番くぼんでいる腰の付近までで腰のあたりの症状は「ぎっくり腰」と呼ばれています。
【参照:→ぎっくり腰についてはこちら】
こうした痛みの原因は筋肉の炎症ですが、背中の筋肉の組織や筋肉を覆っている膜が何らかのきっかけで割けたり切れたりする損傷が痛みの元となっています。
ギックリ背中になってしまうよくある要因とは?
ぎっくり背中になるよくある主な要因は以下の3つです。
くしゃみや咳などの生理現象
しゃがんだり、背中を曲げたりなどの負荷
重量のある荷物などを持ったりしたときの急激な負荷
ギックリ背中を引き起こすきっかけは、その時のシチュエーションやタイミングと体調など様々な要因が絡み合って発症します。
いきなり背中に激痛が走るギックリ背中は軽いものだと3日くらい、ひどいケースでは1週間以上もかかりますが徐々に痛みがやわらいでいきます。
ぎっくり背中になった時の一般的な対処法とは?
背中にしびれるような激痛が走って、医療機関や整骨院などへ行ったときには次のような対処を行うことが一般的です。例えば、、、
貼付薬や塗り薬(シップや鎮痛剤が液体状になった塗り薬)
微弱電流を利用した治療(ソーマダインやアキュスコープといった治療器)
飲み薬などの投薬
患部の冷却
コリなどをほぐすマッサージ
これらの施術や治療方法を組み合わせて、徐々に痛みがやわらぐようにしていきます。
この最初の治療を素人判断で間違えるとかえって症状を悪化させてしまいます。
特にギックリ背中で重症の場合は、痛みが何日も継続したり治っても慢性化して繰り返したりする方もいます。
炎症が起きたらまずは患部を冷やして痛みをやわらげ、そのあとに患部を温めて血流を良くしゆっくり可動範囲を広げるのが一般的ですが、その方の症状の重さに合わせて冷やし方や温め方、要する日数が違います。
ぎっくり背中による痛みの解消は、正直簡単です。1,2回の施術である程度の痛みを抑えることは当院の整体ですぐに行えます。
しかし、大事なことはなぜぎっくり背中になってしまったのか?という根本の原因に対して、きっちりと対処をしなければ、1度起きたことは必ず2度起きます。きっちりと根本改善に向けた対処をしていきませんか?